
艦体・機関
- 起工日
- 大正8年/1919年9月5日
- 進水日
- 大正9年/1920年3月31日
- 竣工日
- 大正9年/1920年11月15日
- 退役日
(沈没) - 昭和18年/1943年1月12日
- カビエン沖
- 建 造
- 舞鶴海軍工廠
- 基準排水量
- 1,251t
- 垂線間長
- 97.54m
- 全 幅
- 8.92m
- 最大速度
- 39.0ノット
- 馬 力
- 38,500馬力
- 主 砲
- 45口径12cm単装砲 4基4門
- 魚 雷
- 53.3cm連装魚雷発射管 3基6門
- 機 銃
- 6.5mm単装機銃 4基4挺
- 缶・主機
- ロ号艦本式ボイラー 4基
- 三菱パーソンス式ギアード・タービン 2基2軸
最速の駆逐艦 有名な2代目の先祖 島風
【島風】という名を聞いて、「峯風型」の【島風】をあげる人はほとんどいないと思います。
それほど2代目の【島風】は有名です。
【島風】と言えば何と言ってもその速力。
2代目【島風】は同型艦はいませんが、40.4ノットもの速力を発揮した韋駄天です。
さらに重武装、長い航続距離等、何につけても超強力な駆逐艦でした。
しかし【島風】が優秀なのは2代目だけではありません。
この初代【島風】もまた、快速の駆逐艦です。
初代【島風】が記録した最高速度は40.7ノット。
これは2代目【島風】が公試全力で40.9ノットを叩き出すまでの日本最速記録でした。
そんな【島風】ですが、竣工後は第三駆逐隊に編入されます。
昭和3年/1928年、【島風】は少演習中に【夕風】に衝突されて右舷艦首が大破してしまい、横須賀で修理を行っています。
「上海事変」と「日華事変」に参加した後、【島風】は予備艦に格下げされ、第一線から退きます。
昭和15年/1940年には駆逐艦から哨戒艇へと艦種変更され、名前も「第1号哨戒艇」へと改められます。
さらに太平洋戦争直前には改装されて強襲揚陸艦となり、兵装を取り除いて居住区を拡大、【大発動艇】2隻を搭載して輸送の手助けを行います。
昭和18年/1943年1月、【島風】は【給油船 あけぼの丸】を護衛中に【米ガトー級潜水艦 ガードフィッシュ】の雷撃によってビスマルク諸島カビエン沖で沈没しました。
2代目竣工の4ヶ月前と、その勇姿を目にすることはかないませんでした。