TECHNICAL DATA / 01

艦体・機関

基準排水量
1,575t
水中排水量
2,330t
一番艦竣工日
  • 伊号第六十五潜水艦
  • 昭和7年/1932年12月1日
同型艦
3隻
全 長
97.70m
最大幅
8.20m
主 機
ズルツァー式3号ディーゼル 2基2軸
最大速度
  • 水上 20.5ノット
  • 水中 8.2ノット
航続距離
  • 水上 10ノット:10,800海里
  • 水中 3ノット:60海里
馬 力
  • 水上 6,000馬力
  • 水中 1,800馬力

装 備 一 覧

TECHNICAL DATA / 02

艦体・機関

備 砲
  • 50口径10cm単装高角砲 1基1門
  • 12mm機銃 1挺
魚雷/その他兵装
  • 艦首:53cm魚雷発射管 4門
  • 艦尾:53cm魚雷発射管 2門
  • 搭載魚雷 14本
  • MV式水中聴音機 1基

船体設計の改良と無気泡発射管で隠蔽攻守の向上 海大五型

「海大三型a」がそれまでに竣工、運用された船の実績によって「海大三型b」へとつながったのと同様、「海大五型」もまた、「海大三型」の航行実績によってさらに改良点が見つかりました。
船体形状の再設計はもちろん、今回の「海大五型」では装備や能力の向上が見られます。

まず、「海大四型」で搭載されていたラ式2号ディーゼルは「海大五型」ではなく、引き続きズ式3号ディーゼルが採用されています。
これは「海大五型」が「海大四型」をベースにしているのではなく、「海大三型」をベースにしているからです。
「海大五型」起工の段階では「巡潜一型」のラ号ディーゼルの実績はありますが、『「海大四型」に搭載したラ式ディーゼル』の性能は反映されていないのです。

「海大五型」は主砲がこれまでの12cm単装砲から10cm高角砲へ換装され、両用砲とします。
さらに機銃も12mm機銃へと強化され、もともと潜水艦は対空兵装が弱いですが、改善が見られています。

そして退避能力の強化も行われ、安全潜航深度は75mにまで達しました。
これは大掛かりな変更ではなく、研究の結果高張力鋼の強度は実際はもっとあるということが判明。
多少の改良だけで強度を増やすことができ、この後過去の「海大型」の安全潜航深度も改良されています。[1-P234]

装備面ではさらにアメリカ製のMV式水中聴音機を搭載し、魚雷発射管には無気泡発射管が装備されるなど、これまでの「海大一~四型」に比べて明らかに大幅な強化がありました。
特に装備面の無気泡発射管は魚雷発射時の発射を気づかれないようにするための重要な装備で、やがて日本が開発する九五式魚雷、通称酸素魚雷との組み合わせは世界最強と断言できる雷撃兵装でした。

「海大五型」は「四型」と同じく3隻が竣工。
そして沈没もまた同じく、【伊67】が開戦前の昭和15年/1940年8月29日に沈没しています。
この沈没は演習中の事故で、急速潜航時に後部ハッチの閉鎖が不十分だったため、潜航直後から艦内に海水が流れ込んであっという間に沈没してしまったそうです。

同 型 艦

艦名は最終のもの

伊号第百六十五潜水艦 伊号第百六十六潜水艦 伊号第六十七潜水艦

参照資料(把握しているものに限る)

Wikipedia
[1]軍艦開発物語 著:福田烈 他 光人社